2つの日付の差を求める関数を利用します。これをマスターすることで、
例えば、
・支払請求日から期限を算出したり
・建築物の着工までの期間を算出したり
など、色々なところで利用できるようになります。
意外と、色々なところで出てきます。
更に、応用できるようになると「算出した期間に応じてランク付け(記号)を付ける」という合わせ技もできるようになったりします。
今回は、
日付けから継続期間を算出してランク付けをする作業で具体的に解説していきます。
□2つの期間の日付の差を求める。
2つの日付の差を求めるには、「DATEDIF(デイトディフ)」関数を使います。
日付の差は、「Y(年数)」「M(月数)」「D(日数)」のいずれの単位でも表示可能です。
「開始日」「終了日」「単位」の3つの引数を使って表します。
注意点として、
2つの日付は、1つ目の日付より後の日付になるようにします。
当たり前ですが、順番を間違えるとエラーで表示されます。
※因みに、
「DATEDIF(デイトディフ」関数は、入力候補に表示されません。
「Tab」による自動入力が使えないので、関数の文字はすべて入力しましょう。
□数値に応じてランク分けしてみよう
継続期間に合わせて、ランクをつけてみます。
条件に合わせて表示を変えるには、「IFS(イフズ)」関数を使います。
これは、条件式と値のセット設定してその条件に合致した時に表示を変える関数です。
条件式は左から順に精査していきます。
上の画像では、↑
1つ目の条件式「継続月が100以上」の場合は「A」、
2つ目の条件式「継続月が50以上」の場合は「B」、
3つ目の条件式「継続月が30未満」の場合は「C」と表示します。
注意点として、
条件を満たさない場合は設定できません。
例えば、
1つ目の条件式に「30以上50未満」など2つの値を設定することはできません。
1つの条件式には必ず1つの値しか設定できないので注意しましょう。
□上達の為のワンポイント:今日の日付は「TODAY()」関数を使う!
今日の日付を入力する際に、ほとんど人は手入力にて打ち込むと思います。
この「TODAY()」関数を使うと、自動的に今日の日付が入力されます。
この関数には、引数がないのでエクセルを開いた日付に毎回自動的に入力されます。
固定したい時は注意が必要です。
必ず作成した日付を入力しなければならない資料作成にはとても便利な関数です。
□まとめ
※2つの日付の差を調べるには:「DATEDIF(デイトディフ)」関数を使う。
DATEDIF(開始日, 終了日, 単位)
単位を「Y」にすると年数、「M」にすると月数、「D」にすると日数を表示します。
※条件を満たすか判定するには:「IFS(イフス)」関数を使う。
IFS(条件式1, 条件式1が満たされた場合の値, 条件式2, 条件式2が満たされた場合の値, ...)
左から順に条件式を判定していき、満たされた場合は値を表示する