資料を作る際にグラフを活用するのですが、目標値をグラフに反映させることができなくて苦労したのを覚えています。
そもそも、グラフを作成する目的は、現状の状態を把握し今後の行動に生かすために、視覚的にわかりやすくすることです。
見やすくを前提に、「現状」と「目標値」が一目で分かるグラフの作成方法を具体的に解説します。
□目標値を入れたグラフを作成
エクセルでは、さまざまなグラフを簡単に作成できます。更に、編集機能も多彩で、項目ごとに形式を変更したりもできます。
今回は「売上データ」から「棒グラフ」を作成して、目標値である「ターゲット」のみ折線グラフに変更します。
①「Ctrl」+「A」を押して表全体を選択
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②「挿入タブ」の「縦棒/横棒グラフの挿入」から「集合縦棒」をクリック
※ここで前段階の準備として、
グラフの表端にくるデータに目標数値を入力しておきます。
今回のグラフだと、「4月」と「3月」になります。
この時はまだ棒グラフになっていますが問題ありませんので、大丈夫です。
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③ターゲットを「折れ線」に変更する
売上実績の「棒グラフ」と比較しやすいように、表示形式を変更します。
グラフを選択した状態で、「デザイン」タブから「グラフの種類の変更」を行います。
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④「データの選択」をクリックして、「データ ソースの選択」を表示
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⑤「非表示および空白のセルの設定」を表示
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⑥「データ要素を線で結ぶ」を選択して「OK」をクリック
□表示調整と近似曲線の追加
①~⑥までの工程で作成したグラフを見やすく整えます。
⑦グラフの色を変更する
編集したいグラフを選択して、ダブルクリックをすると、「データの要素の書式設定」が表示されます。
(※グラフを右クリックして「データ系列の書式設定」をクリックでも可能です)
ここから、色や形などの変更を行うことができます。
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⑧近似曲線を追加して、グラフを両端まで伸ばす
「近似曲線の追加」を選択して、「近似曲線の書式設定」で調整します。
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⑨グラフアイコンを選択
「前方補外」 → 0.5区間
「後方補外」 → 0.5区間
↓
⑩塗りつぶしアイコンを選択
色 → 赤
幅 → 2.25
実線/点線 → 実線
(※見やすいように自分で調整できます。今回は適当に設定してます。)