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エクエルで2つのデータの相関を調べる調べる方法

エクセルの機能を活用すれば、集計したデータを元に分析することも可能です。

しかし、

分析手法については、統計の知識が必要ですし、もっと突き詰めて統計分析したい場合は、それ専用のソフトもあります。

エクセルでできる分析手法はあくまでも限りがあり、完璧ではないので、そこは踏まえた上で正しく活用していく必要があります。

今回は、仕事の現場でもよく使う「相関」について解説していきます。

 

 

□相関関係とは?

相関とは、複数の数値の関係を判断するためのデータ分析手法です。

具体的な例をあげてみるとイメージしやすいです。

例:「降水量」が多いと「傘の販売本数」増える?

例:「夏」になると「ビール」が売れる?

例:「肌の白い人」は必ず「日焼け止め」を塗っている?

・・・。

つまり、

「Aが増加したらBも増加した」のように、AとBの事柄に何らかの関連性があることを言います。

 

しかし、ここで注意が必要ですが、

「相関関係」があるからといって「因果関係」があるとは限らないということです。

よく同義で扱っている場面を見ますので少し解説いたしますが、「因果関係」とは、Aが原因でBが変化していることを言います。

上記の例でいうと、

仮に、「降水量」が多ければ「傘の販売本数」が増える。という相関があったとしても、

「傘の販売本数」が増えたのたのは、「降水量」が多いからだとはなりません。

もしかしたら、

傘を売っている店が一つしかなかったのかもしれなし、時間帯が会社から帰る夕方からだったからかもしれないし、値下げしたからかもしれません。

つまり、

「因果関係」があるということは、原因と結果が決まっていることを指します。

「降水量」と「傘の販売本数」は何かしらの関係はあるものの、直接影響しているかは不明ですので、相関関係はあるけど因果関係はないということになります。

イメージとしては、相関関係の中に因果関係が含まれているイメージです。

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□データ分析ツールを使えるようにする

はじめに、エクセルの「データ分析」機能を使えるようにします。

①「ファイル」を選択し「オプション」をクリックf:id:Djiro:20210101191949p:plain

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②「アドイン」を選択して「設定」をクリック

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③「分析ツール」をチェックして「OK」をクリック

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④完成

「データ」タブにて「データ分析」機能が使えるようになりました。

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□2つのデータの相関を調べる

「降水量」と「傘の販売本数」の相関を調べてみます。

①「データ分析」を選択して「相関」をクリック

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②入力範囲を選択

※注意:「先頭行をラベルとしてしよう」にチェックを入れる。

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③新規シートに相関係数が出力される

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ここで相関係数の表の見方を説明します。

分析した相関係数の数値は「0.7875〜」となっています。

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相関は、「ー1.0 〜 +1.0」の範囲の数値(これを相関係数という)によって、数値が正の場合は「正の相関がある」、負の場合は「負の相関がある」と言います。

・正の相関:Aが増えればBも増える

・負の相関:Aが減ればBも減る

 

簡単に判断基準を数値で示すと↓

・0.7〜1.0:強い正の相関

・0.4〜0.7:正の相関

・-0.4〜0.4:関係がない

・-0.7〜0.4:負の相関

・-1.0〜0.7:強い負の相関

 

こんな感じになります。

なので、今回は「強い正の相関がある」と言えます。

 

注意:今回はエクセルでの「相関関係」を分析する手法を解説しています。

   出てくる数値はサンプルですのでご注意ください。

 

 

□まとめ

※エクセルでデータ分析するには「分析ツール」を使う

※「相関関係」と「因果関係」は違う