「VLOOKUP(ブイルックアップ)」関数を使って、別表からデータを取得する方法について解説します。
この記事を読むと↓
※マスターと呼ばれる一覧を作成することによって、そこからデータを取得できるようになり、最終的にはデータ入力作業が自動で一瞬で終わるようになります。
こんな人におすすめ↓
※商品マスターから商品単価を取得したい。
(一つずつ入力するのが面倒。)
※役職や技能等級リストから時給を取得して給与計算したい。
□具体的な使い方①:商品マスターから商品単価を取得する
(※マスター:基本情報をまとめたもの)
販売データにある商品をもとに、商品マスターを参照して、単価を取得していきます。
2つの表の間でデータを参照する時によく使うのが、「VLOOKUP(ブイルックアップ)」関数です。
この関数は、別の表から条件に一致するデータを取得する関数です。
手順①:C3セルを選択して数式を入れる
※「VLOOKUP(ブイルックアップ)」関数の引数は4つです。
・引数1:探す値(商品名)
→探したい値を選択。
・引数2:範囲(商品一覧)
→探しに行く範囲を選択。この範囲の中から探す値を見つけるイメージです。
・引数3:取得列番号(商品単価列)
→取得したい列番号を指定します。
・引数4:FALSE
↓
手順②:フィルハンドを使って数式をコピー
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完成
□上達のためのワンポイント
引数2は列で選択
「VLOOKUP(ブイルックアップ)」関数の2つ目の引数は、必ず列で指定しましょう。
これはマスターの項目が追加になった時に、自動的に反映できるようにするためです。
引数は3の番号に注意
「VLOOKUP(ブイルックアップ)」関数の3つ目の引数の番号は、2つ目の引数で選択した範囲の中での列番号です。
「A列」=1、「B列」=2というわけではありません。
□具体的な使い方②:商品カテゴリー(項目)を追加してみる
具体例①のシートに、もう一つカテゴリーを追加してみます。
手順①:マスターに商品カテゴリーを追加。
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手順②:C3のセルに打ち込んだ数式をD3セル(商品カテゴリー)にコピー。
※注意1※
この時にそのままコピーしてしまうと、数式がずれてしまいます。
これを防ぐために、「$(ドル)」マークを活用します。
引数1(B3)と引数2(H:J)に「$(ドル)」マークをつけます。
※注意2※
引数3は「2→3」へ変更する。
↓
手順③:フィルハンドをダブルクリック
↓
完成
□まとめ
※「VLOOKUP(ブイルックアップ)」関数は別表からデータを持ってくる機能。
=VLOOKUP(検索値,別表の範囲,列番号,検索の型)
※4つ目の引数は「TRUE」か「FALSE」のどちらかを指定
TRUE:近い値を検索(類似一致)
FALSE:正確な値を検索(完全一致)
特に気にせずに、「FALSE」を指定する。